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2021-10-21 / 2019-02-23

これまでの企画展

調度を彩る蒔絵の美

2019年2月23日(土)

2019年5月19日(日)

 蒔絵は器体に漆で描いた文様が乾かない内に、その部分に金銀等の粉を蒔きつけて定着させる技法です。古くは社寺に奉納する神々のための道具等に施されましたが、後に生活空間における道具類、いわゆる調度品にも用いられるようになります。江戸時代には、将軍・諸大名がお抱えの蒔絵師に道具類を作らせたことや、町人の需要に応える町の蒔絵師が新たな意匠を生み出したことを通じ、蒔絵の技法・装飾は豊かに発展しました。

 明治維新によって蒔絵師は幕府や大名の庇護を失いますが、皇室・財閥向けの調度品、そして輸出向けの小箱や香合等の制作において、その腕を揮うようになります。

 このたびの展覧会では、幕末・明治に制作された作品を中心に、文台・料紙箱・書棚といった大型の作品をはじめ、文台や料紙箱とセットで制作されることの多かった硯箱、愛らしい小箱や香合といった蒔絵の調度品を展示します。生活と空間を彩り、海外の人々も魅了した典雅な装飾を、どうぞお楽しみください。

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