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2021-09-18 / 2017-02-18

これまでの企画展

帝室技芸員の仕事 〈金工編〉

2017年2月18日(土)

2017年5月14日(日)

 明治時代、金工、七宝、蒔絵などの優れた美術工芸品は、開国間もない日本にとって、文化レベルの高さや国力を世界に示す重要な産業であった。こうした優れた工芸技術を、帝室の保護のもとに継承、発展させるために設けられたのが帝室技芸員制度である。

  金工分野の第一人者、加納夏雄は、明治23年(1890)の発足と同時に帝室技芸員に選ばれ、東京美術学校彫金科の初代教授にも就き、後進の指導にあたった。その後、金工の帝室技芸員には、海野勝珉、香川勝廣、塚田秀鏡といった明治を代表する彫金の名工たちが任命された。彼らは、彫金界において、江戸時代までに培われた技術にさらに磨きをかけ、人間が達することのできる最高峰といっても過言ではない技をもって、優美で洗練された作品を多く残した。当時なら技術的に同等の職人たちもいたと思われるが、その品格、風格で他を圧倒しているのが帝室技芸員の作品の特徴といえよう。

  本展では、加納夏雄、海野勝珉、香川勝廣、塚田秀鏡に加え、彫金において最後の帝室技芸員を務めた清水南山の作品を展示する。

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