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2021-10-21 / 2019-05-25

これまでの企画展

帝室技芸員の仕事〈七宝編〉

2019年5月25日(土)

2019年8月18日(日)

 当館所蔵作品のうち帝室技芸員による作品を一挙に展示する「帝室技芸員の仕事」シリーズ。これまで「金工編」と「蒔絵編」を開催し、各分野の優れた職人をご紹介して参りました。
 明治23年(1890)に制定された帝室技芸員制度は、技量と人柄の両面において優れた美術工芸家を「帝室技芸員」に任命し、その功労を顕彰するものでした。これは古くから培われてきた美術工芸の技術を、皇室の保護のもと継承・発展させることが目的で、任命された作家には技術の錬磨と後進の育成が義務付けられています。
 七宝の分野からは、並河靖之(1845~1927)と濤川惣助(1847~1910)のふたりが帝室技芸員に選ばれ、当代の作家にとって最高の栄誉を受けました。綿密な植線と優れた色彩感覚によって有線七宝を極めた靖之と、無線七宝の技法を確立し、絵画作品に肉薄する描写力を七宝の上でも実現した惣助は、国内外で高く評価されています。

 このたびの展示では、当館が誇る並河靖之のコレクションをはじめ、濤川惣助および同時代の職人たちによる名品をご覧頂きます。近代、技術と意匠の改良を経て急速に発展した七宝。名工たちが遺したその美の極致をどうぞお楽しみください。

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