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企画展 / 2F

明治の七宝-The Golden Age of Cloisonné

2024年9月11日(水)

2024年12月1日(日)

 日本の近代七宝は、江戸末期に尾張の梶常吉が有線七宝の技法を解明したことに始まります。のち塚本貝助らによって尾張の産業として発展し、明治になって輸出品として期待されるようになると、京都、東京、横浜などへも生産地が広がっていきました。折しも、博覧会の時代、出品を重ねるごとに技術や意匠が改良され、発色はより多彩で鮮やかに、植線はより精緻に、そして幾何学的な意匠は余白と奥行を持つ絵画的な描写へと変遷していきます。こうして生産技術が最も円熟した明治中期から後期にかけて、日本の七宝は黄金時代を迎えました。当館では、このような時代に作られた優品を中心に収蔵しています。

 本展では、当館が誇る京都並河のコレクションをはじめ、濤川惣助、林小伝治他、同時代の工房で生み出された名品とあわせて、江戸時代に刀装具を彩った平田派の七宝の数々を展覧します。世界に類を見ない繊細優美な七宝の輝きをぜひご高覧ください。

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常設展 / 1F

幕末・明治の名宝
―世界を魅了した日本の技と美―

幕末・明治の金工・七宝・漆工・京薩摩・彫刻・刺繍絵画などの工芸品、約60点を展示。展示作品は、約1万点の収蔵品から選出し、1年を通して全ての作品が入れ替わるよう随時展示替えをしています。あわせて、制作工程見本やパネルによる解説なども設置。収蔵品の紹介映像もご覧頂けます。

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