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2012年8月24日(金)〜11月18日(日)
   本薩摩のことは知っていても京薩摩を知る人は少ない。それは京薩摩が元々輸出用の焼物で、しかも現在は作られていないという事情も関係しているのであろう。
  薩摩焼は、桃山時代に朝鮮半島より連行された陶工たちによって始められた焼物で、藩主の御用窯であった苗代川窯では、幕末になると金彩色絵の絢爛豪華な焼物が作られるようになった。
  江戸時代最後の年(慶応3・1867年)、日本が初めて参加した万国博覧会(パリ万博)では、単独で参加した薩摩藩が薩摩焼を出品し、高い評価を受ける。日本が国家として初めて参加した時も十二代沈壽官(現在は十五代)をはじめとして大量に金彩色絵の薩摩焼を出品した。作品は飛ぶように売れ、その後薩摩焼は日本の近代化を急速に推し進めようとしていた明治政府のための輸出商品の花形として育っていった。東京、横浜、神戸、大阪、京都、金沢などでも薩摩風の焼物が焼かれ、大量に輸出されるようになる。京都では、粟田焼として名高い三条粟田口の窯元で、明治初期から大正期にかけて大量に生産され、京薩摩と呼ばれていた。本薩摩と比べて、より繊細で雅やかなところが特徴で、たちまち欧米人達を虜にし、一時期生産量で本薩摩を凌ぐ程であったという。
  その後、日本は急速に工業化を推し進め、それにより工芸から工業への人材のシフト、人件費の高騰、意匠のマンネリ化などもあり、急速に衰退していったのであった。
  わずか数十年の間だけ花開いた京薩摩。華麗な色彩と精緻を極めた描線の美をご高覧下さい。





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