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2009.5/29(金)〜8/23(日)
 フランス王妃マリー・アントワネット(1755-1793)が日本製の蒔絵の小箱を収集していたことはよく知られている。蒔絵は日本独自に考案された漆器の装飾技法であり、16世紀以降、ポルトガル人やオランダ人によって多くの蒔絵作品がヨーロッパの国々に運ばれた。その中でもヨーロッパの王侯貴族の貴婦人達に特に人気が高かったのは蒔絵の小箱であった。
 手の平に乗るサイズで細かい装飾が施されており、箱の中には更に小さな小箱がいくつも入っており、宝石を入れても良し、お菓子を入れても良し、しかも一点一点デザインや形が異なっており、ついつい沢山集めたくなる要素を備えている。
花尽くし図香箱 / 無銘
Incense boxes with full of flowers /
unsigned
12.0 x 9.0 x 4.0 cm
 
猫孔雀羽根図入れ子小箱 (内箱:闘鶏図)/ 無銘
Inset box set, outer box with cat and peacock feathers, two inner boxes with fighting cocks /
unsigned
8.0 x 10.5 x 3.5 cm
 
花尽くし図重小箱 / 飯塚桃葉
Set of stacking boxes with full of flowers /
IIZUKA Toyo
9.5 x 9.0 x 10.5 cm
 
花雉図小箱 / 芝山細工
Small box with flowers and pheasant /
SHIBAYAMA style
11.0 x 9.0 x 4.5 cm
 19世紀後半、開国そして万国博覧会への参加によって日本の美術工芸は急速に欧米に広がり、繊細で華麗な日本の蒔絵は西洋の日本美術蒐集家を魅了した。
  幕藩体制の崩壊により職を失っていた蒔絵師など、維新の混乱期を生き抜こうとした人々がこの新しい市場に活路を見出した。特に印籠や香箱、香合といった小箱に人気があった。
 それらの小箱は、マリー・アントワネットの時代よりも技法的にずっと進化しており、高蒔絵や研出し蒔絵で非常に細密に描いたものや、幕末に新しく考案された杣田細工、芝山細工といった新しい技法を駆使したものも多く作られた。また、新たに欧米から流入した異文化に刺激され、従来にはなかった、新しい感覚の作品が作られるようになった。
  今展では、幕末から明治にかけて最も蒔絵が面白かった時代の技術と粋が凝縮された香合や入子の香箱などを紹介します。その細密で華麗なミニチュアの世界を存分にお楽しみ下さい。



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