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2009.12/23(水)〜2010.2/21(日)

 鉄鐔は金工鐔と違って、実戦用に作られたものが多い。その為、鉄を溶かして型に流し込んで作る鋳造(ちゅうぞう)のものは稀で、殆どが、金づちなどで打ち延ばし、強度を高めて形を作る鍛造(たんぞう)で作られている。鋳造では冷えて固まる時に無数のガスの抜け穴が出来るため、もろくて相手の刀を受けた時、鐔が割れてしまうからである。その為、鉄鐔は刀身と同じように、何度も焼入れを繰り返し、非常に丈夫に作られている。
  透かし鐔は、その硬い鉄を鏨(たがね)で彫って作るのである。今のように電動工具がない時代、殆ど鏨と金づちとやすりだけで作られたのである。その硬い鉄を彫る作業は想像を絶する。一枚の透かし鐔を作るのに、1ヶ月、2ヶ月かかったと言われている。

花唐草図 / Floral arabesques design
車輪に蟷螂図 / Mantis and wheel design
瓢に雁図 / Goose and gourd design
 
 また鐔の表面に赤錆が出ないように、人工的に黒錆をつける錆上げの技術も各々工夫していて、流派によって相違があったようである。溶液にネズミの糞を加えるのが最良の錆上げと言われている。
 今回の展示は、鉄鐔の中でも透かし鐔に焦点をあてた。その意匠の斬新さ、発想の面白さ、江戸時代から明治にかけての鐔職人達の感性の素晴らしさを存分に味わって頂きたい。





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