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2008.11/28(金)〜2009.2/22(日)

明治という時代は刀装金工達にとっては苦難の時代であった。それまでの幕藩体制が崩壊し、将軍家や大名家に仕えていた数千人の刀装金工達は突然職を失うことになる。
多くの刀装金工達が貿易用の欧米人好みにデザインされた花瓶や煙草箱やアクセサリーなどを作って生計をたてていた中で、そういったものは一切作らず、新しい時代の金属工芸の姿を真剣に模索していた人達がいた。それが海野(うんの)勝E(しょうみん)、正阿弥(しょうあみ)勝義(かつよし)等であった。
彼等はその当時、欧米諸国で頻繁に開催されていた万国博覧会に次々と新しい感覚の作品を発表し、受賞を重ね、欧米でも非常に高い評価を得ることに成功した。海野勝Eは水戸金工として、また正阿弥勝義は岡山藩お抱え金工として幕末を迎えたが、明治になって頭角を現わし、一躍注目される存在となった。

柘榴に蝉蓋付飾器/正阿弥勝義
SHOAMI Katsuyoshi
蜻蛉図香炉/正阿弥勝義
SHOAMI Katsuyoshi
かげろう文鉢/エミール・ガレ
Emille Galle
Greenman Reliquary/ジム・ケルソー 
Jim Kelso
photo: Miyano Masaki
対花瓶/海野勝E
UNNO Shomin
photo: Sugimoto Masami

日本が長い間鎖国をしていた為、日本の美術工芸は、欧米の一般の人々にはほとんど知られていなかった。それ故、欧米諸国の万国博覧会で日本の美術工芸が紹介されるやいなや、連日押すな押すなの盛況で、たちまちフランスを中心にジャポニズムブームがおこった。そして19世紀末になると、日本の植物・昆虫達をモチーフにした美術工芸に触発された芸術家達の間で新しい芸術運動が展開された。それがアール・ヌーヴォーである。
今回の展示の中心はアール・ヌーヴォー運動の芸術家達に影響を与えたと思われる偉大な金工作家である海野勝E、正阿弥勝義を中心に、エミール・ガレ、ルネ・ラリック(複製)の作品、そして現代の金工の名工、ジム・ケルソーの作品をご紹介致します。

 



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